
ファイナンシャル・サービスプラットフォーム
攻めと守りのIT戦略を実現する「ファイナンシャル・サービスプラットフォーム」構想
豊富な金融ソリューション群を共通アーキテクチャーで提供し、低コストでスピーディーな利用を可能にします。
「ファイナンシャル・サービスプラットフォーム」は、BIPROGYが長年金融機関に提供してきた金融ソリューションや外部サービスを、統一アーキテクチャーで機能単位、低コストかつスピーディーに提供し、企業の金融サービスを活用したビジネスの実現を支援する構想です。
金融機関がさまざまな変化に対応するための攻めのIT戦略と、安心で信頼性の高いサービスを実現するための守りのIT戦略を、両輪で実現します。
ファイナンシャル・サービスプラットフォームのビジョン
ファイナンシャル・サービスプラットフォームは標準アーキテクチャーを定義し、従来の金融サービスの効率化を進め、金融サービスを超えた今後の金融機関の新しい価値創造を支援することで、豊かな社会を創出します。
例えば、消費者や法人取引先との間がCX(顧客体験)を通じた深いつながりを築くサービス、マルチクラウド環境で高い信頼性を持つ新しいコアバンキング(勘定系システム)サービスなどです。

ファイナンシャル・サービスプラットフォーム の特長
金融業務を幅広くカバーするアーキテクチャ マップ
BIPROGYが提供する多くの金融ソリューション群を先進の共通アーキテクチャーで統合し、機能別に提供します。機能単位でのAPIなどを活用することで、オペレーションレスや、データーの一元管理による統合的な規制対応、顧客分析、地域特性分析などのデータドリブン経営を実現します。また、自社の経営戦略に沿った高い信頼性を持つサービスの利用が可能になり、業務全体も効率化できます。
本プラットフォームのアーキテクチャーは、攻めのITソリューションを提供し、発生したデーターや提供するコンテンツを管理、分析する「カスタマーサクセス領域」、統合的な規制対応、各種報告などに対応する「ソリューション&Regtech※領域」、守りのフルバンキング機能を提供する「バックサービス領域」、これらを連携する「コーディネート領域」の4つの領域から構成されます。

※Regtechとは:RegTech(レグテック)は規制(Regulation)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、主に金融分野などの複雑な規制に対応するための技術やその取り組みのことです。
マルチクラウド時代の技術力
アーキテクチャ マップで示したそれぞれの領域では、長年のオープン環境でのシステム提供やクラウド展開の実績を進化させ、攻めのIT戦略を実現する自社のIT戦略の独自性を開発できる機能と、守りのIT戦略を実現する共通化と高信頼性を実現する機能を提供します。
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カスタマーサクセス領域営業店システム、接客タブレット、バンキングアプリ、エンゲージメントアプリ、DataLake、DMP(Data Management Platform)など、金融機関と顧客(消費者、法人取引先)のタッチポイント強化のソリューションをさらに強化します。金融機関と顧客とBIPROGYがWin-Win-Winの関係を目指しデザインや操作性を優先し、各種テクノロジーを組み合わせて提供します。
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ソリューション&Regtech領域BANKSTAR、BankVision、OptBAEなどで実現した勘定系システムのオープン化、パブリッククラウド化(BankVision on Azure)を通して培ったミッションクリティカルを実現する技術、知見を生かしたものです。
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バックサービス領域マルチクラウド、マルチプラットフォーム環境下での、高可用性の担保、トランザクションやメッセージの制御、きめ細やかなロギングなどを実現することで、信頼性の高いサービス提供を可能とします。
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コーディネート領域各領域のAPIの連携、フローの制御などを行います。また、クラウド上のオープンAPIプラットフォームであるResonatexでAPIを外部公開することで、異業種サービスやSaaSなど、さまざまなパートナーとの柔軟な接続、システム連携を実現します。
ビジネス開発とIT人財育成でのパートナーシップ
金融機関が、ITを強みとした金融サービスやビジネスを広げるためには、多様なパートナーシップとそれを支える人財が重要になります。BIPROGYは、社会課題を解決するビジネスエコシステムの構築に取り組んでおり、業種横断のビジネス創出プログラムの提供や、IT人財育成のためのIT開発力を高める環境、IT教育メニュー、人財交流プログラムの提供など、新たなパートナーシップづくりを進めていきます。
ファイナンシャル・サービスプラットフォーム カスタマーサクセス領域
金融機関のカスタマーサクセス高度化プロジェクト
長年に渡り、金融機関の窓口業務やアプリなどの顧客接点強化に取り組み、サービス体系RINZAの提供を通じ、多くのお客さまにAIやデータ活用のサービスを提供してきました。これらの取り組みや知見をさらに進化させるために、マイクロソフトの最先端技術を活用し、「より安心・安全なお金の管理」、「ひとりひとりのバックグラウンドに寄り添ったサービス提供」を目指した、金融機関向けの新たなクラウドサービスを検討していきます。
今後の具体的な取り組みとしては、金融機関の個人顧客向けには、従来のインターネットバンキングでは実現が難しかった顧客の日常生活に溶け込ませた金融サービスの提供や、よりきめ細かく感情面も配慮してパーソナライズ化したサービスコンテンツ生成、よりハイセキュアな声紋認証、また、一社だけでなく複数金融機関同士で機密を保持しながら情報共有し、より高度な不正取引防止の仕組み作りなどの検討を行います。加えて、金融機関の法人顧客に対しては、企業間サプライチェーンについて機密性を保持し可視化、適切なタイミングでの資金提案など、持続的な事業運営の支援なども検討していきます。
これらの顧客価値サービスを「ファイナンシャル・サービスプラットフォーム構想」のカスタマーサクセス領域として位置づけ、各種ソリューションとの連携を強化していきます。

Customer Success for Consumers
バンキングアプリによるカスタマーサクセスの実現
BIPROGYバンキングアプリは、ユーザーが「いつでも」「どこでも」「気軽に使える」機能を拡充し、金融機関の営業活動の新しい場となるものです。
- ユーザーが「いつでも」「どこでも」「気軽に使える」機能の拡充とカスタマーサクセス
- 口座開設や振込などの基本の機能を、アプリで誰でも簡単に利用できるようにします。
- 基本の機能だけではなく、さらに多くの金融サービスを使っていただけるよう機能を継続して拡充します。
- 金融サービスを使っているという感覚がないような、ユーザーの日常生活に溶け込んだサービスを提供し、ユーザーの体験する世界を広げていきます。
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金融機関の新しい営業活動の場
- 金融をより身近なものにし、ユーザー体験を豊かにするとともに、金融機関へのマーケティング施策支援など、デジタルでの新しい営業活動の場を提供します。

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*BankVision、BANKSTAR、BankForce、BANK_FIT-NE、BANK_FIT-Zero、GyFCompass、MIDMOST、OpenE'ARK、Preseak、Siatol、SmileBranch、SurFIN、TrustPORT、Resonatex、COCOMFY、OptBAEは、BIPROGY株式会社の登録商標です。
*Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標 または商標です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。