国際勘定系システム OpenE’ARK®-ONE
国際金融業務の変化に柔軟に対応、為替リスクや決済リスクを総合的にコントロールできる機能をご提供します。
OpenE’ARK-ONEは、Windows Server®、およびSQL Server®を基盤として開発されたオープン国際勘定系システムです。
BIPROGYでは、1980年代における国際勘定系業務パッケージの開発から40年以上にわたり、多くのユーザ様に導入・保守サービスを実施してきました。OpenE’ARK-ONEはこの実績と当社の強みである業務ノウハウ、さらにオープン勘定系システムBankVision®で培われたオープン基盤の技術力を結集して開発された最新の国際勘定系パッケージです。
OpenE’ARK-ONEのポイント
マルチプラットフォーム
従来のWindowsサーバでのオンプレミス基盤だけでなく、仮想化(Hyper-V)基盤やMicrosoft Azure基盤でもシステムを安定的に稼働させることができます。また、当社製ミドルウェアMIDMOST®により、障害発生時の瞬時の切替処理や、大量のオンライントランザクションを制御できる信頼性の高い機構を実装し、勘定系システムとしての安定性と堅牢性を確保しています。
STP処理を追求した様々な支援機能
従来、外国送金や貿易取引など国際業務においては、受付した取引内容を精査し、勘定処理を行い、Swiftでの決済処理を行う一連の工程の中で、さまざまな確認事務が発生しました。OpenE’ARK-ONEは、人手を介さない一貫処理(STP :Straight Through Processing)を追求することで、金融機関全体の事務フローの効率化と平準化を実現し、また期日コントロールにより決済リスクを低減します。
高度なBI機能と外国証券・デリバティブの一体管理
勘定元帳で保有する取引や顧客データを自由に抽出・加工できるBI(Business Intelligence)機能により、各種帳票や報告資料のペーパーレス化が可能です。また、外国証券・デリバティブを含むインターバンクで発生する市場取引も含め、金融機関全体での為替リスクを一体で管理することができます。
OpenE’ARK-ONEの提供価値
金融機関におけるOpenE’ARK-ONEの位置づけ
1.顧客サービス強化
顧客取引における営業店と本部間でのさまざまな確認連絡や、承認事務をサポートする機能を実装しています。
また、IB(インターネットバンキング)やバンクアプリなどと連携できる標準のインターフェースをご用意し、円滑かつ柔軟なサービス提供ができるよう支援します。
2.事務効率化
営業店やIBなどの顧客取引と市場取引を総合し、全体持高や決済期日などを一元的に管理できる仕組みを提供します。
急な相場変動時や大口の取引が発生した場合の制御や、カットオフタイムの管理など、外為決済にかかわる為替リスクを包括的に管理できる仕組みです。また、外国送金取引では、 SurFIN®との標準インターフェースをご用意しています。
顧客からの送金依頼受付からSwiftでの決済にいたるまでの仕向送金業務、および電文接受から顧客口座への支払いへの被仕向送金業務をSurFINワークフローと連動して業務を遂行することができます。
3.市場系連携強化
BIPROGYのSiatol®シリーズと連携できるインターフェースを提供し、インターバンクで取引された債券やデリバティブ、また資金売買やコール取引なども自動で連携ができるため、データを一元管理できます。
*OpenE’ARK、BankVision、MIDMOST、Siatolは、BIPROGY株式会社の登録商標または商標です。
*Microsoft、Azure、SQL Server およびWindowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。