BIPROGY Foresight in sight BIPROGY Foresight in sight

トップメッセージ

代表取締役社長 CEO CHO 齊藤 昇

平素より格別のご支援ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2024年4月より代表取締役社長CEOに就任致しました。
「すべての人たちとともに、人と環境にやさしい社会づくりに貢献します」を企業理念に、歴代の熱い想いが込められたバトンを受け取り、決意を新たにステークホルダーの皆様と共に誰もが幸せに暮らせる持続可能な社会づくりを実現させていく所存です。

私たちは2022年4月、日本ユニシス株式会社からBIPROGY株式会社に社名を変更しました。
そのルーツを遡ると1958年に日本ユニシスの前身である日本レミントン・ユニバック株式会社が設立され、主にメインフレームのサプライヤーとして歩み始めました。1967年には日本初となるオンラインバンキング処理を開始、1988年に米国Unisysの資本を受けて日本ユニシス株式会社が誕生しました。システムインテグレーターとしてその提供価値の範囲を拡大し、さらには幅広い業界のお客様やパートナーとのビジネスエコシステムにより、一社単独では成し得ない、より大きな課題解決と価値創出を目指して取り組んでまいりました。その間グローバルレベルでの異常気象をはじめとする未曽有の危機や社会課題に直面し、予測困難な時代における自らの存在意義を見つめなおしました。2021年、私たちは自身のパーパスを以下のように定義しました。

「先見性と洞察力でテクノロジーの持つ可能性を引き出し、持続可能な社会を創出します。」

BIPROGY株式会社への商号変更はまさに、持続可能な社会の実現に向けて社会課題を解決し、社会的価値創出企業となる決意と覚悟を私たち自身が胸に刻み、社会にそれを表明するものです。
光が屈折・反射した時に見える7つの色(Blue、Indigo、Purple、Red、Orange、 Green、Yellow)の頭文字を使った造語であるBIPROGY。
そこには「多種多様な人々がもつ光彩を掛け合わせ、混とんとした社会の中で新たな道を照らし出すこと」、そして「光彩が状況に応じて変化するように、社会や環境変化に応じて提供する価値を変えていくこと」という想いが込められています。

昨今、各企業において企業価値拡大に向けたDXへの投資が旺盛な状況を受け、弊社においても前経営方針(2021-2023)の最終年度である2023年度は、第3四半期決算においてグループ連結業績の上方修正を行い、株価も過去最高値を更新しました。

この3か年で顧客DX、社会DXが着実に進捗し、Vision2030「わたしたちは、デジタルコモンズを 誰もが幸せに暮らせる社会づくりを 推進するしくみに育てていきます」の実現に向けて、しっかりと足場を固めることができました。共に社会課題解決を目指していきたい企業として社会の皆様に想起していただける存在となるべく、新たな経営方針(2024-2026)においては、コア事業と成長事業の両輪で社会的価値と経済的価値を確実に創出してまいります。成長領域においてはグローバルビジネス、新規市場開拓と成長市場深掘、社会課題解決に資する社会DX事業を主軸に積極投資し、新たな収益の柱を生み出していきます。コア領域においては集中と選択により強みのある領域をさらに強化し、その収益を成長事業への投資へと循環させてまいります。また、これらの事業を支える基盤として、経営資源の戦略的再配置をダイナミックに行うと同時に、グループ経営を強化することでシナジーの最大化を図ります。

引き続き社会からのご期待に応え、幅広いステークホルダーとのエコシステムにより期待を上回る驚きと体験価値を継続的にご提供できるよう、今後も経営の透明性をもって社会の皆様との信頼関係構築に努めてまいります。

*デジタルコモンズ:持続可能な社会づくりのため、社会に存在する有形無形の財をデジタルの力で追加コストの少ない共有財として広く利活用可能とし、共創による価値を継続的に創出するコミュニティや仕組み。

私たちBIPROGYがお客様や社会にとって真に魅力的で唯一無二の存在になるためには、グループ社員一人ひとりが自らを磨き、やりがいと誇り、わくわく感をもって光り輝くことが何よりも大切だと考えています。役職員全てのウェルビーイングがBIPROGYが放つ光彩として、社会に新たな道を照らしだしていくものと信じ、今後も真摯に取り組み、皆様と共に未来を切り拓いてまいります。

BIPROGY株式会社
代表取締役社長 CEO CHO
齊藤 昇