Archibusの活用効果
Archibusで建物、設備に関するすべての情報を一元化し、空間データなどデジタルツインを組み合わせることで、保全業務などの省人化が期待できます。 また、一元化されたデータを根拠にスペース管理を容易にし、スペースとコストの最適化に寄与します。
資産情報の一元化
1. 資産情報を見える化し一括管理
すべての資産データをひとつのデータベースに統合、資産を一元化しライフサイクルを通して管理します。
資産を場所、部署、種類、管理責任者毎に追跡できるようにし、関連ドキュメントを資産に紐づけて管理することができます。
2. 設備の親子関係可視化による迅速な対応
設備間の関係を親子の構成として扱うことで、故障時の影響範囲の特定や、BIMと連動した視覚的な検索、設備構成により原因の究明が困難な事案の調査を実現します。
図面と写真、設備が紐づき仕組みを分かりやすく可視化できるので、経験の浅い社員でも迅速な情報収集が可能となり、影響範囲調査や素早い事故対応にもつながります。
3. BIM/CAD・360度写真連携による視覚的な資産情報の管理支援
BIM/CADの建築データ連携機能により、建物情報のセットアップ、図面ビューワ連携表示が可能です。
360度写真を部屋単位に紐づけることで、360度写真を表示できます。
写真には付箋を貼り付けることで写真内の設備を選択し設備情報を表示することもでき、現場に行かずとも遠隔から施設や設備の構造を視覚的に把握することで管理工数削減にもつながります。
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保全業務の省人化
1. 保全業務全体を把握、フロー自動化で迅速な対応へ
修繕管理では、作業指示依頼、技術者割当、指示発行、完了報告の確認など一連の業務管理を行います。
事前に作業ごとの担当者や必要スキル・承認フロー等を登録しておくことで、ワークフローを自動で回すことも可能です。
また、ビル中央制御と連携することで、警報や不具合検知情報をもとに保全対応を適切なタイミング、かつ限られたリソースで効率よく対応できます。
2. 作業履歴や図面からの情報支援
保全作業履歴は設備ごとにまとめられ、保全コストや修理履歴の分析に利用することで、
設備を健全に維持し、耐用年数の延長を実現します。
現場作業担当者は、モバイル端末を利用して作業指示を受けたり、完了報告をレポートしたりすることが可能です。
3. 予算・計画進行等プロジェクトに関わる情報を管理、運用に活用
プロジェクトにおいて、予算の策定から完了まで、一連のプロセスを支援します。
予算サイクルを予算依頼から評価、承認、資金調達を通して追跡することで、
施設の基本計画、拡張、最新化といったプロジェクトを、組織的で費用効果の高い方法で実行できます。
スペース管理の最適化
1. 根拠を伴ったスペース管理による生産性の向上
組織が利用するスペースの建物、用途、面積、組織などの情報を保持し、
事業部単位でのスペース利用面積や、空きスペース、スペース利用履歴等が分析できます。
スペースを視覚的に確認する事で、気づきを得ることができ、レイアウトやスペースの割り当ての見直しを行い全体コストの最適化につながります。
2. 見える化によるエネルギー使用量・コストの削減から持続可能な運営へ
水道光熱費(エネルギー支出)を集約、評価、最適化して、不要な消費、コスト削減の手段を提供します。
水道光熱費と場所や設備(ポートフォリオ情報)を紐づけ、関連付けて管理することができます。
*記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。