BIPROGY Foresight in sight BIPROGY Foresight in sight

Technology Foresight 2017

Technology Foresight 2017 ご挨拶

デジタル社会への変革に向けて iPhoneが登場して10年、Amazon Web Servicesが登場して11年、これらの技術は成熟し、ビジネス/社会/生活に大きな影響を与えています。ICTがビジネスのコアとなった現在、ある技術への取り組みがビジネスの成否に大きな影響を与えます。例えば、今話題のAIは単なる何度目かのブームなのか、それとも次世代のコンピューティングの姿なのか、その判断によって、企業のビジネスの将来は変わってくるでしょう。 デジタル社会への変革に向けて、BIPROGYグループでは、2009年より毎年「Technology Foresight」を提示しています。これは、市場動向、お客さま動向、技術動向に関する調査研究を基に数年先の未来像を予測したものです。この予測を基に、お客さまに提供していくべきICTの方向性を考えています。 BIPROGYグループは、お客さまや社会の変化の兆しをいち早く捉え、知恵や発想、ICTを組み合わせて、お客さまに最もふさわしい形のソリューションやサービス、そして業界を越えたビジネスエコシステムをつくり出していきます。

葛谷 幸司 BIPROGY株式会社 取締役常務執行役員 CDO

Technology Foresight 2017 の要約

Technology Foresight 2017のご紹介 7分04秒

人の自然な動作に近づくユーザーインタフェース

音声や画像などの認識技術の飛躍的向上により、ユーザーインタフェースは、人の自然な動きに近づいている。一般的な常識を理解し、声色/抑揚/表情/しぐさから人の感情を認識することが可能なパーソナルアシスタントが実用レベルに達し、使われ始めている。また、人間の身体の進化・強化・拡張が進められている。これらのことにより、人はコンピューターの存在をあまり意識しなくなる。

成熟期に入るクラウド

セキュリティ面の信頼性が高まり、可用性を確保できる仕組みが整い、巨大ショッピングモールのように様々なサービスが充実したクラウドは成熟期に入っている。クラウドへのシフトがますます進み、データセンターの利用が縮小し、ITインフラを担当していた要員の再配置が行われている。クラウドの制約や特徴を踏まえて、多種多様なサービスを使いこなすために、クラウドに精通したITベンダーが積極的に活用されている。

セキュリティリスクの拡大

巧妙化したランサムウェアやAIを駆使した標的型攻撃などにより、重要インフラを中心としたセキュリティリスクは今以上に拡大している。経営層によるビジネス主導のセキュリティ対策が行われている企業では、インターネット分離やCSIRT活動が行われている。セキュリティ専門人材の不足は解消されず、IT部門はITベンダーと協力して対策を進めている。その一方で簡易な防御に留まっている企業も残っており、二極化が進んでいる。

AIへの期待は確信に

世界中でAIの取り組みが数多く行われることで、AIによってできることできないことが理解され、AIに対する期待は確信になっている。多くの企業でAIを活用しようとしているが差が出ている。AIのためのクラウドサービスやオープンソースのフレームワークが多数提供され、利用環境が整っている。世界中で様々な機械学習が行われ、精度の良い学習済モデルのマーケットが形成されている。

IT駆動型ビジネス拡大の影響

IT駆動型ビジネスが拡大することで、多くの企業でIT駆動型ビジネスが主力事業へと変化を遂げている。ビジネスの仕組みやあり方を、大きく変化させるため、異業種連携が進んでいる。シェアリングエコノミーサービスの新しい形態が始まり、社会の仕組みが変わるのではないかとの危惧が広がっている。企業は、IT駆動型ビジネスへの対応を行うため、組織のあり方や人材の採用と育成について模索している。

*Amazon Web Servicesは、米国その他の諸国における、Amazon.com

Inc.またはその関連会社の商標です。

*iPhoneは、Apple Inc.の商標です。iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。

*Technology Foresightは、BIPROGY株式会社の登録商標です。

*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。