BIPROGY Foresight in sight BIPROGY Foresight in sight

太陽光発電量・余剰量予測サービス | AI予測サービス

PPA事業者向け 再エネ導入量と収益性の最大化をサポート

脱炭素化の社会的要請が高まる中、FIT(固定価格買取制度)以降の有力な太陽光発電ビシネスとしてPPAサービス(第三者保有モデル)への注目が高まっています。中でもオンサイトPPAは、需要家が手軽に再生可能エネルギー(以下、再エネ)の導入ができたり、電気代を削減できる方法として期待され、電力小売事業者、発電事業者をはじめ、EPC事業者や金融系企業など幅広い事業者によるサービス導入が拡大しています。

太陽光発電量・余剰量予測サービスの概要

太陽光発電量・余剰量予測サービスは、30分単位で太陽光の発電量・余剰量を予測するサービスです。予測結果は、OCCTOへ提出する発電販売計画のインプットに活用できます。

余剰量予測結果は、OCCTOへ提出する発電販売計画のインプットに活用

※1:2025年度より低圧向けや複数拠点をグルーピングして、まとめて予測するサービス(バルク予測サービス)を提供予定
※2:当社のフォーマットに合わせたデータ連係であれば、対応可能
※3:貴社よりクライアント証明書をご提供いただく必要あり

OCCTO:Organization for Cross-regional Coordination of Transmission Operators, JAPAN「電力広域的運営推進機関」の略称

予測サービスの特長

  1. 業態・業種は問わず全ての拠点で予測可能
    野立て太陽光の発電量を予測して欲しい場合や、施設の上に太陽光発電設備を設置し発電量のうち自家消費分を差し引いた余剰量を予測して欲しい場合など、低圧・高圧や業態・業種は問わずどのような拠点でも予測可能です。
    ※一部予定
  2. 当社がインバランスを負担
    発電の計画値と実際の発電量に差異(不足)が生じた場合に、事業者が一般送配電事業者(電力会社)に対して支払うペナルティーであるインバランス料金を、月額のサービス利用料を上限として、当社が負担するサービスプランも提供します。
    お客さまの費用負担のリスクを低減できます。
  3. 予測に当社独自技術を活用
    電力データと気象データから機械学習を行うことでデータの関連性や季節性などのデータパターンを認識し、精度の高い予測を実現しています。また、電力事業特有のインバランス制度に対応し、サービス利用者へインバランス料金を最大限還元できるように独自技術を活用しています。

オンサイトPPA余剰活用モデルの支援を行う「太陽光発電量・余剰量予測サービス」

オンサイトPPAは、逆潮流(余剰電力)の発生を防止するためにパネル枚数の調整などを行うことで、全量自家消費型とすることが一般的なため、電力消費量の少ない建物への太陽光発電の設置が困難な場合や、設備規模縮小によりEPCコストが非効率化になるという課題があります。
BIPROGYはこうした課題を解決可能な「オンサイトPPA余剰活用モデル」の実現を支援するため、「太陽光発電量・余剰量予測サービス」を提供します。

「オンサイトPPA余剰活用モデル」はPPAで消費しきれない余剰電力を売電するモデルです。

  • 余剰電力を創出し活用することが前提のため、屋根面積に対して太陽光発電の導入量を最大化することができます。
  • PPAの自家消費電力分以外の売電収入が得られるため、経済合理性の向上が期待できます。
  • 余剰電力の売電についてはインバランスリスクが伴うため、これまで積極的な活用が進んでいまでしたが、当社の「太陽光発電量・余剰量予測サービス」は、発電販売計画に取り込む余剰電力量を予測することで、事業者のインバランスリスクの回避が可能となります。
太陽光余剰予測サービスのイメージ

「オンサイトPPA余剰活用モデル」はPPAで消費しきれない余剰電力を売電するモデルです。あえて余剰電力を創出し活用することが前提のため、屋根面積に対して太陽光発電の導入量を最大化することができ、また、PPAの自家消費電力分以外の売電収入を得られるため、経済合理性の向上が期待できます。余剰電力の売電についてはインバランスリスクが伴うため、これまで積極的な活用が進んでおりませんでしたが、当社は「太陽光発電量・余剰量予測サービス」により、発電販売計画に取り込む余剰電力量を予測することで、事業者のインバランスリスクの回避をサポートします。

(*1)電力小売事業者がPPA提供を行い、自身で余剰電力を引き取る場合や、PPA提供事業者が余剰電力を小売事業者に相対で売電する場合などのスキームが考えられます。

オンサイトPPA余剰活用モデル導入のメリット

オンサイトPPAのポテンシャルを最大化

  • 余剰電力を発生させることで、時間帯によっては需要家の再エネ自家消費率を100%にすることができ、需要家への訴求力を強化できます。
  • 自家消費量が増加する分、PPA収入の最大化が可能です。

余剰電力の価値を余すところなく活用

  • 環境価値付きの余剰電力を売電することで、PPA収入以外の売電収入が得られます。
  • 再エネ調達手段を確保でき、高度化法への対応にも寄与できます。

高騰するEPCコストへの対応

  • 陽光発電設備を過積載することになるため、案件ごとの調達単価の低減が期待できます。

太陽光発電ビジネス/PPAモデルの更なる普及に向けて

太陽光発電ビジネスとしては、オンサイトPPA以外にも需要地から離れた場所に太陽光発電を設置するオフサイトPPAなど(自己託送やバーチャルPPA含む)の新たなユースケースも拡大しつつありますが、実現のためにはさまざまな仕組みを整備する必要があります。
例えば、PPAは自家消費量に応じた料金計算となるため、従来のPPSとは異なるCISシステムが求められます。また、オフサイトの場合は、太陽光発電予測によるインバランスリスクの低減、太陽光発電所由来の電気を需要家に正しく紐づけるための環境価値(非化石証書)の割当管理などの対応も重要になります。
BIPROGYはこれら一連の仕組みを提供することで、加速する再エネビジネスの実現を支援します。

事例

再生可能エネルギー活用を最大化する 「太陽光発電PPAモデル」構築への挑戦

大型物流センターの余剰電力を有効活用し、低炭素・脱炭素社会の実現に貢献する

関連リンク