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『人・コミュニティ』× サステナビリティ【ウェルビーイング】

『人・コミュニティ』× サステナビリティ【ウェルビーイング】

コロナ禍は身体的健康、精神的健康、社会的健康に大きな影響を及ぼした。これまでの気軽な人的交流や、就学・就職等から生まれる新たな出会いが制限されたことにより、他者との良好な関係の構築、また社会における自らの役割、生きがい、達成感、居場所の獲得といった課題が関心を集めるようになった。
問題意識の高まりに伴い、自らが望む暮らしや働き方の選択を通した幸福感の追求=ウェルビーイングの充実がこれまで以上に求められている。健康に関する価値観の変容を受け、デジタル技術はウェアラブル端末による生体データのセンシングといった身体面での利用にとどまらず、精神的・社会的健康においても様々な可能性を示し始めている。

身体的健康

医療分野へのデジタル技術の適用は、コロナ禍での遠隔診療にとどまらず、デジタル治療(*1)や創薬におけるAI 利用等、新たな分野にも着実に広がっている。生活習慣の改善が予防・治療に大きな影響を与える糖尿病や高血圧症といった病気では、VRアプリがもたらす没入感やインタラクティブな体験が、患者やその予備軍の意識変化・行動変容を促すことで治療効果を挙げ始めている。

*1)科学的根拠に基づき作成されたソフトウェアによる治療。

BIPROGYグループの取組み

  • AIホスピタル

    「AIホスピタル」プロジェクトは、医療現場でも簡単に扱えるAIが、画像診断、問診、治療方針の提案といった医師支援を行うことで、医療の質を確保すると共に医療関係者の負担軽減を目指す。BIPROGYはDr.アバターIC(インフォームド・コンセント)等の提供を通してこの活動を支援している。

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  • 疾病の早期診断を可能にする医用画像診断支援システムの研究

    がんやリウマチといった早期発見が重要な疾患を対象に、医師による画像診断を支援するシステムの研究を進めている。診断の早期化によって発病の回避、また患者の痛みや苦しみの予防・除去・軽減等を目指している。

精神的健康

感情をくみ取るデジタル技術の実用化が、メンタルヘルスケアに大きく貢献しようとしている。コロナ感染への不安や行動変容に伴う精神的ストレス、また日常会話の減少に伴う周囲からのサポートの遅れ等が社会課題となっている。人の感情を分析・把握・表現する感情コンピューティングは、日常生活における様々な感情をデータとして可視化することで、揺らぎがちな気分のセルフコントロールを支援できる。人の気持ちを読み取る技術がAIに実装されることで、仕事や生活における様々な感情変化に対応したサービスを生み出せるようになる。

精神的健康

BIPROGYグループの取組み

  • 感情コンピューティングの研究

    コンピュータに人の表情や音声、あるいは脳波や心拍等の生体情報から感情を推定させる感情コンピューティング。同研究では、本人に代わって気持ちを相手に伝達したり、精神状態に合わせてメンタルアドバイスをしてくれる等、デジタル技術による社会生活の円滑化支援を目指している。

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社会的健康

他者や社会との良好な関係の構築、また生きる意味や意義をより強く感じるための行動が、デジタル技術によって支援され始めている。例えばスーパーでの買い物を通して気軽に社会貢献やボランティア活動に参加できるプラットフォームは、社会課題の解決に関わることで充実感、生きがい、人生の豊かさを得たいという気持ちを後押しする。デジタル技術は社会とつながる機会の創出、また、つながっているという実感を得やすくすることを通してウェルビーイングの向上に貢献する。

BIPROGYグループの取組み

  • ソーシャルアクションプラットフォーム「BE+CAUS(ビーコーズ)」

    生活者と小売・メーカー等の企業が一緒にNPO・NGO団体の活動を応援できるソーシャルアクションプラットフォームを提供。生活者が対象商品を購入すると、その売り上げの一部が参加企業から社会課題解決に取り組む団体に寄付される。「海の清掃活動」や「食育」等のSDGs活動を支援する事例が既にスタートしている。

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  • PRAISE CARD

    離れた場所で働く社員や従業員同士が、日頃の協力や行動に対する称賛・感謝の気持ちを、専用のスマートフォンアプリからデジタルカードで贈り合えるサービス。対面コミュニケーションの減少により希薄化した信頼関係や連帯感の回復、仕事に対するモチベーション向上等を支援する。

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    【ニュースリリース】[2022.03.22]日本ユニシス 博報堂、博報堂コンサルティングと共同で、ブロックチェーン技術を活用し職場コミュニティの活性化を支援するアプリサービス「PRAISE CARD」を開発

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    【ニュースリリース】[2021.08.17]日本ユニシス 職場コミュニティ活性化支援アプリサービス「PRAISE CARD」、千代田化工建設株式会社でのトライアル利用を開始

*Technology Foresightは、BIPROGY株式会社の登録商標です。

*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。