SANARENA® MV300シリーズ モデル310/330/350/370/380/390
高パフォーマンスを実現するエンタープライズディスクアレイのマイクロプログラムをベースとし、先進的な仮想化技術を受け継ぎ、ストレージ性能・機能を活かし、容易な構築・運用を可能とした、性能・価格・構成のバランスのとれたミッドレンジディスクアレイ装置
Storage Subsystem SANARENA MV300シリーズ
製品概要
ミッドレンジストレージで最高クラスの性能の実現と、仮想化技術と実績のあるストレージ技術で高性能・高信頼を実現し、求められる省スペース・高性能・構成自由度に対応しており、効率的・柔軟なストレージ管理・運用・活用を提供し、お客さまの事業継続性を支援します。
標準機能として装備された容量削減機能(*1)で性能設計の負担を軽減し、容量効率を向上
(*1)MV310 は除く
ドライブ種別に応じ2種類の圧縮機能を使い分け、容量を削減可能です。
SSD、SAS、NL-SAS:オペレーティングシステムによるソフトウェア圧縮でデータ容量を削減し、ビットコストの低減が図れます。フラッシュモジュールドライブ(FMD):FMD に搭載の圧縮エンジンでハードウェア圧縮を行うため、コントローラに負荷をかけずにアクセス性能を維持できます。
重複排除削減機能により使用容量の削減が可能です。
重複排除機能によって、装置内でフルバックアップを何回も取っている場合や、OS イメージをクローニングして複数の仮想環境を構築する場合に必要なボリュームを削減します。また、データ移行機能と組み合わせることでシステム移行と同時に容量を削減できます。
豊富なストレージ・ソリューションを提供するソフトウェア群
- ストレージ階層仮想化機能
ボリューム内データをデータのアクセス頻度に応じて、フラッシュドライブ、フラッシュモジュール(高速)/SAS(中速)/NL-SAS(低速)等、ディスク階層間でデータを自動的に配置する機能 - ボリューム容量仮想化機能(標準搭載)
物理容量に依存しない任意容量のボリュームをお客さまのアプリケーションサーバに提供し、使用効率向上によりストレージ投資効果の向上を実現 - 筐体内LUNコピー機能
正ボリュームのすべてのデータを副ボリュームにコピー(最大9個コピー可能)する機能により、無停止バックアップシステム構築、開発システム構築等を実現 - 同期式リモートバックアップ機能
サーバ非経由の同期データ転送方式(ボリューム単位での管理)で、メインサイトとリモートサイトで常時データの一貫性を維持、近距離間でのリモートコピーに適用 - キャッシュ常駐化機能(標準搭載)
特定ファイルをキャッシュメモリ上に常駐化させ、100%キャッシュ・ヒットを実現 - プラットフォーム間データ交換機能
ディスク上に作成された共有ボリュームを介して、LAN経由のファイル転送なしにメインフレームとオープン・システムのデータ交換を可能にする機能 - オンラインデータ移行機能
オンライン業務を継続しながらディザスタリカバリ構成を含めデータ移行を行い、今後新たなストレージシステムが導入され続けてもサーバからは1台の仮想ストレージとして使い続けることが可能になる機能
- フラッシュドライブ有効活用機能
ストレージ階層仮想化機能と連携し、定期的なデータの階層再配置に加え、突発的にアクセスが集中したデータを即座に、フラッシュドライブ、フラッシュモジュール(高速)に移動する機能 - 外部ディスク接続機能
外部ディスク装置をファイバーチャネルで接続し、継続使用/一元管理を実現 - スナップショット取得機能
更新前のデータだけをプールボリュームに退避(最大1,024個退避可能)する機能で、物理データ量が少なく、システム全体で使用する容量を低減可能 - 非同期リモートバックアップ機能
サーバ非経由の非同期データ転送方式(ボリューム単位での管理)で、I/O単位の更新順序性を保証。距離によるレスポンス影響を受けない - プライベートストレージ機能(標準搭載)
業務毎のハードウェア専用化により、業務間の性能干渉を排除したコンソリデーションを実現 - ストレージ管理ソフトウェアとの連携(標準搭載)
デバイス管理、データ管理、性能・容量管理の提供によるストレージ管理の簡素化、最適化を実現 - 2拠点間ストレージクラスタ機能
2拠点間のボリュームミラーリング構成によるストレージ二重化により、高効率・高信頼ストレージクラスタ環境構築を実現 - 容量削減機能
ストレージシステムのコントローラによるユーザデータの物理容量を削減する容量削減機能。ポストプロセス方式/インライン方式の2種類をサポート
ストレージ運用を刷新するエンタープライズ仮想化機能
ストレージシステム全体を対象にした柔軟な容量拡張性や高い使用効率、運用管理・性能設計の自動化を実現。
高度化するお客さまの多様なニーズに、シンプルかつ柔軟なストレージ運用管理環境を提供します。
外部ディスク接続機能
お客さま既存もしくは機種の異なるストレージ資産を1つのストレージとしてMV300シリーズの内蔵ディスクと同様に扱え、一元管理ができるため運用管理の簡素化が可能となります。さらに、内部ボリューム操作でストレージ間のデータ移行が可能となるため、容易なデータマイグレーションを実現し、既存ストレージ資産を有効活用できます。
データをアクセス頻度に応じて最適なドライブへ自動配置 ストレージ階層仮想化機能/フラッシュドライブ有効活用機能
データのアクセス頻度をモニタリングし、アクセス特性に応じて適切なストレージ階層に再配置(最短30分周期)します。アクセス頻度の高いデータを高速なストレージ階層に配置することで、容量コストを最適化します。さらに、リアルタイムにアクセス頻度をモニタリングする機能により、アクセスが集中するデータを即座にフラッシュデバイス(フラッシュモジュールやフラッシュドライブ)に再配置することで、急激な負荷変動にも高速に追従できます。これにより複雑なストレージ階層の設計を行なうことなく、ストレージのコストパフォーマンスを最大化することが可能です。
ストレージの無停止運用を実現する 2拠点間ストレージクラスタ機能
物理ストレージをまたぐActive-Activeなボリュームミラーリング機能により、データの二重化をサポート。サーバに対して、異なるストレージ筐体の2つのボリュームを、同一のものとして認識させることができます。これにより、片方での障害発生時にも、サービスを停止することなくシステム切替えが可能です。また、ミラーリングされた2つのボリュームに対しては、異なる経路からでも物理ストレージ間でボリュームを切替えることなく動的にアクセスが可能です。離れた拠点間でもストレージクラスタ環境が構築できます。
カタログ
Unisys Storage Subsystem SANARENA®MV300シリーズ ディスク・アレイ装置
Enterprise Server rE5000シリーズ
リモートディスクミラー機能
ホストソフトウェアの介在なしで遠隔地とのディスク・サブシステム間のミラー機能により、遠隔地へのデータ二重化を可能にする機能。これにより火災・地震等の災害に対するデータの保全性が確保され、災害時にリモートシステムに複製された副ボリュームにより業務の続行が可能になります。
また、データセンターの移転・統合にともなうリモートセンターへのデータ転送をホストとは独立して迅速に行うことが可能になります。
キャッシュパーティション機能
キャッシュ常駐機能(キャッシュの一部を半導体ディスクとして使用)により、指定したファイルをキャッシュ上に常駐させることが可能。
この機能により高速応答が要求されるファイルに対し100 %キャッシュ・ヒットを実現します。
ストレージマネジメント機能
Windows®ベースのリモート・コンソールはLAN を介して接続されるサブシステム専用の管理コンソールです。サブシステム群の障害監視や以下の管理機能により、サブシステムの統合管理が可能になります。
・LUN マネージャ:
オープンボリュームのアドレス設定
・LUN セキュリティ:
SAN 環境下でオープンボリュームへのアクセス権付与によるデータ保護
・その他:
ボリュームの稼働状況の表示、自動性能チューニング、リモート・ディスク・ミラー/ミラーディスク分割運用など各種機能の設定・操作
レプリカボリューム生成(ShadowImage)機能
レプリカボリューム生成(ShadowImage)は、ホストソフトウェアの介在なしに独立して使用可能なミラーボリューム(レプリカ)をダイナミックに生成する機能で、一つの正ボリュームにつき3個のレプリカを作成でき、これらのペアを最大4095ペア作成可能です。
また、オープンシステムでは各レプリカを擬似正ボリュームに見立てたカスケード構成ができ、この場合最大9個のレプリカが作成可能です。
生成されたレプリカを分割することにより、オンライン業務を継続しながらバッチ業務の実行やバックアップ取得など並列処理が可能になります。
これにより24時間365日ノンストップサービス/無停止運転の実現が可能になり、システム可用性の向上が図れます。
ボリューム容量仮想化機能
自動階層制御機能
*Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。