環境貢献度をリアルに可視化 あなたの行動が地球を救う Earth Performance Indicator®

国連SDG‘sをはじめIPCCなど世界的な国家間の枠組みのなかで、サステナブルな地球環境として国家ごとに行動目標値が定められています。とりわけ、地球全体の温度上昇(温暖化)の要因として、CO₂を含めたGHGの排出増があげられます。
主なGHG排出元である産業セクター(電力、運輸、鉄鋼など)は、原材料の調達から生産(製造)・流通までの過程で、GHG削減のための具体的な行動及び数値目標として、コストや人的リソースをかけて活動しています。
企業の現状の活動は「コスト」となり、収益に結び付きづらいことが活動の制約になっているのではないか。そういう潜在的な課題と設定し、環境関連にかけるコストを企業の収益に代えることを目的としてBIPROGYで研究開発を行い商品化したサービス、Earth Performance Indicatorです。
※IPCCとは、「Intergovernmental Panel on Climate Change」の略で、日本語では「気候変動に関する政府間パネル」と呼ばれます。
※GHGとは、温室効果ガスは英語では「GHG(Greenhouse Gas)」と言い、地球の大気、および海水温度を上昇させる性質を持つ気体のことである。
サービス概要

環境対策マーケティングツール Earth Performance Indicatorは、消費者向けには独自の環境貢献度を算出し、理解しやすいビジュアルで確認ができます。
また、企業向けには、Earth Performance Indicatorサービスで得たデータを元に、環境投資戦略・マーケティングに寄与するレポートを可視化します。
「独自の数値化機能」と新たな環境意識の高いカスタマー層を「定義・戦略策定するための分析・レポーティング」を提供し、企業の環境配慮型商品の収益向上を目指します。
EPIサービスの提供範囲
一般的に企業活動でのCO₂排出削減に取り組んでいるバリューチェーンが原材料の調達から生産・製造の過程における領域であることに対し、Earth Performance Indicatorでは生産・製造した製品やサービスが消費者(購入者)にて消費、購入される過程の領域のバリューチェーンを対象範囲としています。
- 製造業や流通小売業(食品、スーパー、ドラッグストア、家電や自動車、文房具、家具など)、航空業、鉄道など「会員」を対象とする業界。

企業の活動を消費者へ浸透させるために、誰が見てもわかりやすいビジュアルを重視したUI(ユーザインタフェース)や環境観点での継続的フォロワーとなっていただくことを目指したアプローチが可能なサービスです。
EPIサービス 5つの機能・特長
EPIサービスは、大きく5つの機能をご用意しています。

1.企業データと消費者データを受領しCO₂排出量算出
企業の生産・製造する製品ごとのCO₂排出量と、消費者(購入者)のCO₂排出削減に貢献する活動データを算出します。
例えば、消費者(購入者)のCO₂排出削減に貢献する活動とは、「プラスチックトレイの回収に協力した」「EVを2時間利用した」など。
2.CO₂排出量から環境貢献度算出
前述のデータを合算し、平均的な個人のCO₂排出量と比較した値を「環境貢献度」として算出します。
3.環境貢献度を直感的に理解できるビジュアル
「環境貢献度(製品の購入+個人の行動データより算出)」の数値を、直感的にわかりやすく現実を模した仮想空間に「樹木の成長に貢献した度合い」としてビジュアライズし表します。
「企業全体としての樹木の成長貢献」と「消費者(購入者)個人の樹木の成長貢献」の2種類で提供します。それぞれの環境貢献度が温暖化や海面上昇にどれだけの効果をもたらすかのデータもご用意します。


- 環境貢献度を平均的な個人のCO₂排出総量と比較して、削減に貢献したCO₂排出削減貢献量の数値を、樹木1本あたりの吸収量に換算して樹木の成長の様子をビジュアライズ化。その効果として温暖化や海面上昇にどの程度貢献したのかを表示します。
- 消費者(購入者)にとって、CO₂排出削減に貢献した個人の行動の成果がわかりやすく実感できます。
- 企業にとっては自社製品の消費者(購入者)がより自社製品のファンとなるロイヤルカスタマーとしてのリレーションが築けます。



4.ビジュアル環境クラウド
前述3項目の機能を企業のWebサイトなどから遷移しクラウド(SaaS)環境にてご用意します。
5.分析レポート報告
製品の販売及び消費者(購入者)の「環境貢献度」を収益化に繋げる分析レポートを提供します。
企業向けには、従来にはないCO₂排出削減貢献の視点を加味したレポートを定期的にご用意します。単に販売金額や数量のデータからだけではみえてこない自社の消費者の状況が可視化され、販促はもちろん新たな商品の企画にも貢献します。
導入事例:ZERO株式会社 様
ZERO様をファーストユーザーとしてEPIサービスを提供します。ZEROの新サービスとして同社から提供されるように、CO₂排出削減に関するデータを所有している企業またはCO₂排出量の算定サービスを提供する企業経由でのアプローチも想定しています。
ご参考
ZERO株式会社は、企業を主な対象にフードロスとCO₂排出量削減の両立をめざす「ZEROサービス」を提供。ZEROサービスを提供している企業の利用者への新たな価値を提供する新サービスとして導入を決定。ZERO社の理念に共鳴しBIPROGYは資本出資を行っています。
ゼロエミッション社会の実現に向けて、 新たな事業創出を目的とした資本提携を締結別ウィンドウで開く
よくある質問
EPIサービスは、企業のどの部門を対象としますか?
企業が製造した製品の「販売から消費(購入)」までのバリューチェーンのCO₂排出削減効果を可視化、各企業の商品企画などのマーケティング部門を想定しています。また、企業全体としてのCO₂排出削減にもなり、環境対策部門からのアプローチもあると考え、CO₂排出削減に関するデータを所有している企業またはCO₂排出量の算定サービスを提供する企業経由でのアプローチも想定しています。
EPIサービスの提供の仕方は?
標準的なパターンは、導入いただく各企業のWebサイト(会員専用サイトなど)からEPIサービスに遷移し、各企業の消費者(購入者)に直接ご利用いただくSaaSサービスになります。また、企業側が独自に構築される場合は、ライセンスとして提供することも想定しています。
CO₂排出削減貢献量は、樹木の成長としてビジュアライズされる算定数値とは?
製品ごとの「CO₂排出削減貢献量」とその製品の「販売数量」の掛け算したデータおよび「消費者(購入者)のCO₂排出削減活動」のデータを合算した数値を、日本国民ひとりあたりのCO₂排出量との差異を算定します。樹木1本あたりのCO₂吸収量と比較して、その値が「樹木何本分に相当するか」ということで算定しています。
いずれも公的なオープンデータを活用しています。
EPIサービスの利用、閲覧をする端末機器の種類は?
PC、タブレット、スマートフォンのいずれにも対応しています(各メーカーがサポートしている範囲)。また、スマートフォンでのご利用はブラウザからになります。
※注:アプリではございません
*Earth Performance Indicator、Earth Performance Indicatorのロゴは、BIPROGY株式会社の商標または登録商標です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。