システム連携
競争力ある企業であるためには、ビジネスプロセスが自動的に連動し、欲しい情報がすぐに取り出せ、すばやいビジネス判断が下せることが重要です。しかし多くの企業ではオープン化によって、ERPやCRM、SFAといった様々なシステムがばらばらに導入され、他のシステムとの連携を前提としていない独自アーキテクチャを持つシステムが散在しています。
そんな中で、分散したシステムを統合・管理し、効率的なシステム構築を実現するSOAが注目を浴びるようになりました。
SOAの概念に基づいた、社内外の様々なシステムやデータを統合するEAI/ETLの技術と、それらを容易に実現するツールの採用がビジネス成功のカギとなります。
システム連携を実現するキーワード
- SOA(Service Oriented Architecture)
ソフトウェアを“サービス”として外部から呼び出し可能なインタフェースを備えた部品とみなし、再利用したり、分散したシステムを統合し管理するためのアーキテクチャのこと。 - EAI(Enterprise Application Integration)
企業内の異なるシステム同士を統合させることを指す。ただし、単にシステムとシステムを連携させるのではなく専用のミドルウェアを使用することによって、拡張性が高く、柔軟なシステム基盤を作ることを目的とする。
- ETL(Extract/Transform/Load)とは
企業の基幹系システムなどに蓄積されたデータを抽出(extract)し、データウェアハウスなどで利用しやすい形に加工(transform)し、対象となるデータベースに書き出す(load)ことを行います。また、これら一連の処理を支援するソフトウェアを言います。
BIPROGYのシステム連携分野への取組み
- システム連携ビジネスのパイオニア
- 他社に先駆け1998年にEAIビジネスに着手
- 蓄積されたノウハウ
- 体系化されたコンサルティングサービスを提供
- 構築テンプレートの利用により開発の標準化が可能
- BPM/BAMへの展開を推進
- 豊富な導入実績
- 70社に上る導入実績を誇るトップベンダー
BIPROGYでは、これまで培った実績と経験・ノウハウを基に、情報システム連携に関する各種コンサルティングから設計・開発・改善まで、トータルなシステム連携サービスを提供しています。
- サービスメニュー
- システム連携コンサルティング
- システム連携設計
- システム連携開発
- システム連携運用改善
EAI/ETL
EAIとETLの機能範囲
- EAIとETL共通
- 「フォーマット変換」「接続性」「起動方法」機能を共通で持つ
−これらの機能はEAIの方がより広範囲で高機能なものを持つ
- 「フォーマット変換」「接続性」「起動方法」機能を共通で持つ
- EAI
- 「BPM」機能を持つ
- メッセージという小さい単位でリアルタイム処理に使われる
- ETL
- 「高速処理」「大量データ処理」「データクレンジング」機能を持つ
- 大量データを効率よくバッチ処理する時に使われる
EAIとETLの導入メリット
BIPROGYでは、これまで培った実績と経験・ノウハウを基に、情報システム連携に関する各種コンサルティングから設計・開発・改善まで、トータルなシステム連携サービスを提供しています。
サービス内容
現状の業務とシステムを調査・評価し業務改善・改革のために各種システム群を連携して有効活用する方策を提案します。
システム連携設計
連携業務システムを設計します(連携全体の業務モデル、技術アーキテクチャー、プロセスフロー、データフロー、運用改善などの設計を含む)。
システム連携開発
連携業務システムを開発します(連携業務プログラムまたは連携業務定義、データ変換、運用管理の仕組みなどの開発を含む)。
システム連携運用
連携したシステム全体の運用状況を健康診断します。
必要に応じて適切なチューニングなどの改善策を提案します。
コンサルティングメニュー例
統合戦略策定支援サービス
- 現行システム評価
- 統合コンセプト
- EAI/ETLツール選定
- コスト試算
- システム構築計画
設計構築サービス
- プロジェクト計画策定
- システム化要件定義・論理設計
- 開発標準化
- 開発テンプレート
- プロトタイプ開発・評価
- 開発全体コスト試算
- 開発・テスト・品質保証
統合検証サービス
- システム構築計画検証
- 効果検証
- チューニング
- バージョンアップ互換性検証
EAI活用の効果
EAIとは
ERP、CRM、レガシー・・・全てのシステム連携、ビジネスプロセスの統合を可能とし、ビジネスの全体最適化を図り、企業価値を高める。それがEAI*1です。
近年ではビジネスプロセスの自動化、可視化が可能なBPM*2 /BAM*3の導入も拡大されつつあります。
システム連携技術には、プラットフォームに依存しない標準技術XML Webサービスが採用されることが多くなりました。
- システムにおける課題
- 業務の変化と共に要求されるシステム変更
- 複雑となる企業内システムと連携の多様化
- グループ企業や他社とのシステム連携が必須
- EAI導入による期待効果
- 既存システムを変更無しでビジネスに活用可能
- 企業内ビジネス・プロセスの迅速化と情報流通の円滑化が可能
- 企業間にまたがる円滑な情報流通とビジネス・プロセスの自動化が可能
*1 EAI (Enterprise Application Integration):エンタープライズアプリケーションインテグレーション
*2 BPM (Business Process Management):ビジネスプロセス管理
*3 BAM (Business Activity Monitoring):ビジネスアクティビティモニタリング
EAIツール DataSpider🄬 Servista
「DataSpider Servista」は、IoTやビッグデータなどデータ連携に注目が集まる昨今、オンプレミスの基幹システムからクラウドサービスまで、豊富なデータソースへのアダプタを持つEAIツールです。主な特徴として、以下の点がございます
- システムごとのデータ連携作業も専門的な技術や知識も必要なし!
- ドラッグ&ドロップで各システムを連携可能
- データ抽出、変換、書き込みなどの工程を分解し実行することで処理効率をアップ
- 大容量データの高速処理を実現
DataSpider Servistaのユースケース
1.システム間データ連携基盤
2.業務自動化(Excel入力の自動化 ~ メール配信)
3.データ移行(新システムへのデータ移行、バージョンアップ時のデータ移行等)
4.クラウド連携(クラウド - オンプレミス間連携、クラウド - クラウド間連携)
EAIツール Transformation Extender
ERP、SCM、CRM、レガシーシステム等、多様でしかも異種が存在するITシステムでは、異なるアプリケーション間の統合とともに、E-ビジネスへのサポートなど急速な変化への対応を求められています。
Transformation Extenderは卓越したユーザーインターフェースと強力なデータ変換エンジンで異なるアプリケーション間の接続・運用をバックアップし、新たなビジネス展開に基づくインターフェース構築とシステム運用の生産性を大きく向上させます。
ETL活用の効果
ETLとは
ETLとはExtract、Transform、Loadの略で、企業内に存在する複数のシステムからデータを抽出し、抽出したデータを変換/加工した上でデータウェアハウス等へ渡す処理、およびそれを支援するソフトウェアのことです。
ETLの特長
- 大量データの変換/加工を得意とする。
- 高速での処理を可能とする。
- メタデータ管理を行うことができる。
- EAIツールと同様、システム連携用のアダプタも備えている。
ETL導入による期待効果
現行の課題/問題点 | 現行の課題/問題点 | 期待効果 |
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金融機関での大規模顧客DB構築 | プログラムレスによるGUIでの開発、並列処理の採用 | 生産性が向上し短期間で構築が可能、短時間での大規模処理が可能。 |
分散したデータを統合し、情報系システム基盤を構築する | 各種アダプタの活用 | 複数のアダプタを活用することで開発が容易になり、開発期間を短縮することが可能。構築後もスキルが標準化され保守も容易となる。 |
レガシーシステムをSAP R/3を導入し再構築する | R/3アダプタの活用 | スムーズなシステム再構築が可能。開発工数/期間の大幅な削減も可能。 |
異機種間のデータ連携が必要 | 各種アダプタの活用 | スパゲッティ構造からの脱却が可能となり、運用/保守の大幅な工数/コスト削減が可能。 |
既存システムに手を加えず、どこに何があるかを明確にしたい | データリポジトリ管理機能の活用 | データとデータの関係が明確になり、また、バージョンの管理機能により、正確で簡単な保守が可能 |
*記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
*DataSpiderは、株式会社セゾンテクノロジーの登録商標です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。