事例紹介
SaaS型コマース事業基盤
「Omni-Base for DIGITAL'ATELIER(デジタラトリエ)」導入で実現した
EC運用の標準化とITコストの最適化事例
小売業B社
ソリューション、製品・サービス
2025年09月17日
お客さま情報
業種: 小売業
概要: SaaS型コマースサービス
地域: Online販売
お客さまの課題
ITコストの大幅削減と短期間での新システム移行という、両立が困難な課題への対応が求められた
- 経営方針の転換によりITコストの構造的な見直しが急務となり、従来の全社コスト管理から事業部門ごとの管理体制への移行が決定
- 自社によるスクラッチ開発の現行システムが稼働するサーバのEOS(End of Support)が迫る中、限られた期間で新システムへの移行完了が必要
取り組み内容
・業務をシステムに合わせるという思考転換
SaaS型事業基盤「Omni-Base for DIGITAL'ATELIER(デジタラトリエ)」はノンカスタマイズ型であるため、従来の「業務に合わせてシステムを作る」から「システムに業務を合わせる」への転換。
業務のシンプル化と標準化を促進し、複雑だった業務プロセスを見直し、まず標準機能の中から必要な機能を選ぶ方針を採用。
・自動化と標準化による高品質なリリース体制の構築
継続的なサービス改善とスピーディな新機能のデリバリーを実現するため、Infrastructure as Code(IaC)を活用し、AWSリソースの構築を自動化・標準化。
これにより、運用品質の安定化と構成管理の効率化を実現し、手戻りのないリリース体制を確立。
・クラウドのスケーラビリティで安定性と将来の成長に対応
将来的な事業拡大や突発的なアクセス増加にも柔軟に対応できるよう、スケーラビリティを重視したクラウド設計を採用。
サービスの成長に応じて、必要なリソースを段階的かつ効率的に拡張できる柔軟性を確保。
・デジタラトリエの強みを最大限に活用
デジタラトリエが持つ標準機能と運用支援の強みを最大限に活かし、ECサイトの構築と運用を最適化。
- ノンカスタマイズ:業務をシステムに合わせることで、個別開発を不要に
- 無償バージョンアップ:常に最新機能を追加費用なしで提供
- 運用アウトソーシング:業務を理解した専門要員による安定運用を実現
導入効果
・法改正の対応や最適な機能追加が常に行われる
デジタラトリエの契約者から要望の多い機能や法改正には標準機能で対応。
さらに、顧客要望に基づく機能追加も四半期ごとに実施し、常に最新のサービスを維持。
必要な機能追加や改善を定期的に行うため、自社で計画・実装する負担を解消し、最重要課題である要員確保や改修コストの削減を達成。
・業務の標準化とITアウトソーシング
業務をシステムに合わせることで、個別カスタマイズが不要となり、業務運用の標準化を実現。
また、IT運用のアウトソーシングにより、自社要員を必要とせず、安定した運用体制を構築。
IT ・業務の両面から顧客体験を支える体制が整い、接客品質の向上といった本質的な価値創出に集中できる環境を実現。
・クラウドの強みを活用し、高い安定性と俊敏なリソース変更が可能に
クラウドならではのスケーラビリティを活用し、事業成長やアクセス増加に応じた柔軟なリソース拡張を実現。
・運用負荷の軽減とサービス品質の向上を両立
AWSが提供する豊富なマネージドサービスを活用することで、サービスデスクの運用負荷を軽減。
これにより、運用効率の向上に加え、障害対応の迅速化やサービス品質の向上を実現し、安定したサービス提供と運用体制の強化に貢献。
- *CLOUDForesightは、BIPROGY株式会社の登録商標です。
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