CAREERキャリア紹介
プロジェクトマネージャーとして
30人のチームを率いる
M.NAKAGAWA
公共ビジネスサービス第二本部 社会公共サービス部 第二室2008年入社
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ROLES
※2021年12月取材時点
女性として長く働ける環境があるかどうか
私はITエンジニアとして働こうと考えて就職活動に臨みました。その時に会社選びの一つの基準にしたのは、女性として長く働ける環境があるかどうかです。大きな会社であれば産休・育休制度はもちろん、育児をしながらでも働きやすい環境が整っているため、際立った違いはありません。しかし当時は産休や育休の先にある女性管理職として働く点をアピールしている会社がない中、当社は女性が管理職として活躍できる土壌があると感じました。そもそも就職活動時には、自分が結婚するのか、子どもを産むのかはわかりません。育児をしやすいことが女性の働きやすさだと考えることは、育児は女性の仕事という前提があることになるので、それは少し違う気がしました。
いずれにせよ、勤める会社には女性が働き続けられ、力が発揮できて、正当な評価が得られるという組織風土があることが大切だと思っていました。当社は、いろいろな生き方を選択している女性がいて、昇進の道もある。それを明確にしている点に好感を持ちました。
30人のチームを率いる
プロジェクトマネージャーに
入社後は、現在まで一貫して官公庁、自治体を対象とした社会公共系の顧客を対象とする部署に在籍し、現在は大学向けの電子教科書配信サービスの開発・運用を担当しています。
本サービスは、学生が大学で利用している電子教科書・教材をオンラインで購入し、それをさまざまな端末で自由に閲覧できるようにするものです。さらに、各大学がオンライン授業で使用している学内システムを連携させ、利便性を高めることも追求しています。
大学や学生はもちろん、事業全体を主導するお客さまや通信会社、出版社や教科書販売会社などステークホルダーが非常に多く、また、事業着手以来、その規模やサービス内容が急速に拡大し、システムやアプリケーションに求められる機能も次々と追加されています。まさに今、進化を続けているシステムです。2020年に翌年4月に向けた大規模刷新のプロジェクトがスタート。当社は協力会社の方を含め全体で30人ほどのチームで参画し、私がプロジェクトマネージャー(PM)を担いました。
SOSにすぐ反応してくれた
組織力に感謝
私はこの規模のプロジェクトのPMを担うのは初めてでした。幼い子ども2人を育てながらの業務だったので、時間も体力も不足し大変でした。夕方、定時でいったん仕事を終了し、家事をすべて済ませ、子どもを寝かしつけたあとで21時ごろから残業するということもありました。さらには途中で協力会社のリーダーが病気になってしまうというアクシデントが重なり、プロジェクトの進捗に遅れが出始めました。チームメンバーや協力会社の方々の頑張りはもちろんのこと、先輩や上司の応援、社内でさまざまなプロジェクトの進捗を見ている管理チームのサポートも受け、どこで遅れが出ているか、品質はどうか、どこに人を補充すべきかなど、細部にわたるアドバイスを受けて何とか完遂することができました。一時はスケジュールが守れるのかどうか不安になりましたが、当社の支援体制は非常に頼もしく、「SOSは出すべき時には出すものだ」と改めて思いました。
現在も引き続き、電子教科書配信サービスについて、運用や改修、機能強化を担っています。コロナ禍という社会的な背景もあり、教育に関わるICTプラットフォーム事業は、今後ますます重要性を増していきます。PMとしてのスキルをさらに高め、スケジュールをしっかりと管理し、誰にも無理をさせずに当社らしい質の高い仕事をする、それが今の私の目標です。