VISION描いてきた軌跡と、これから描く未来

新たな成長に向けて

当社グループは、これまで取り組んできた新しい社会的価値創出の取り組みを糧に、社会の一員として、さらなる貢献を行う決意を新たにし、長期にわたり果たしていく社会的役割としてPurpose(企業の存在意義)を明らかにするとともに、Principles(原則・主義)および「Vision2030」を制定し、これらと一貫性を持った経営方針を策定することで当社グループが同じベクトルを持ち、持続的成長を実現させていきたいと考えています。

Purpose
先見性と洞察力でテクノロジーの持つ可能性を引き出し、
持続可能な社会を創出します
Corporate Statement
Foresight in sight Foresight in sight
Principles

原理・原則

  • 人権の尊重と社会的包摂
  • 多様性の受容と獲得
  • 自己研鑽と主体性の発揮
  • 透明性高い企業活動と健全な企業体質
  • 誠実な履行

主義・信条

  • 善良な社会の一員としての真摯、
    且つ熱意ある取り組み
  • 次世代へウェルビーイングをつなげる取り組み
  • ビジネスエコシステム形成による価値の創出
  • 高品質・高技術・卓越性の追求
  • 社会的価値の創出と持続的成長の実現
Vision2030
わたしたちは、デジタルコモンズを誰もが幸せに暮らせる
社会づくりを推進するしくみに育てていきます
経営方針(2021-2023)

当社グループは、「Purpose」および「Vision2030」のもと、社会的価値の創出を追求することを通じて経済的価値の創出を図り、グループ全体の企業価値を持続的に向上させる次なるステージに向け、「経営方針(2021-2023)」を策定しました。そしてその基本方針を、お客様の持続的成長に貢献する顧客DXの推進「For Customer」と、さまざまな業種・業界のお客様、パートナーと共に社会課題の解決を進める社会DXの推進「For Society」の2つの視点で定めました。

01 For Customer

当社グループは、長年にわたりICTインフラやシステムサービスの提供を通じ、お客様からの信頼を獲得してきました。さらに、クラウドやAIなど日々進化するテクノロジーを用いて、新しいサービスやソリューションを生み出し、お客様のDXに貢献してきました。これまで、さまざまなお客様にICTサービスを提供してきた経験により、深い知財を蓄積することができています。こうした知財を「For Customer」の視点で活用し、さまざまな業種・業界、海外のベストプラクティスなどのオープンイノベーションによる組み合わせでさらに強化し、お客様のビジネスモデル変革を実現していきます。

02 For Society

「For Society」の視点では、社会課題を解決するために、地域社会や産業バリューチェーンを「社会システム」として捉え、経済的価値に加え社会的価値を創出していきます。 当社グループは、これまでの取り組みにより、エネルギーや金融、医療ヘルスケア、教育、交通・モビリティ、製造、行政などのさまざまな領域で多くのアセットを築いてきました。SDGsに示される社会課題の解決につながるサービスをはじめとして、多様な業種・業界、マーケットで生み出されるサービスや価値を横断的に組み合わせ、テクノロジーの可能性をさらに引き出し、共有財として利用できる形にしていくことが「For Society」の価値観であり、デジタルコモンズです。私たちは「For Customer」と「For Society」の2つの視点を通じて、さまざまな社会課題の解決を図り、デジタルコモンズの実現に向けて活動を進めていきます。

当社の変遷

先見性と洞察力、実装力で
日本の情報化社会の発展を支える

当社グループの歴史は、コンピューター黎明期である1958年に、前身となる日本レミントン・ユニバックが設立されたことに始まります。1960年代には、金融機関向け勘定系システム、製造業向け設計システム、運輸向け旅客システムなど、大型コンピューターによる大規模なオンラインシステムを続々と稼働させ、今日の情報化社会の礎を築きました。その後も、オープン化時代における大規模分散コンピューティングへの挑戦、ECビジネスの急拡大に対応したASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)事業の展開、業界に先駆けたクラウドサービスの提供、さらにはお客さまの経営課題解決に対応するコンサルティングサービスの強化など、激しく変化する時代の中で、先見性と洞察力、システム実装力を発揮し、多様なニーズに応えるソリューションの提供を通じて、日本の情報化社会の発展を支えてきました。

ビジネスエコシステムを創造し
社会課題の解決を担う

ICTの急速な進歩で業務効率化は行き渡り、現在はICTを活用して新しいビジネスや生活スタイルを創造する時代となっています。一方で環境問題をはじめとした多くの社会課題が存在するなか、企業には事業を通じた持続可能な社会づくりに貢献し、推進することが強く求められています。しかしそれらを企業単体で行うのは、もはや困難です。複雑化する社会課題の解決のためには、複数の企業や団体がパートナーシップを組み、それぞれの技術や強みを生かしながら共存共栄する仕組み、つまりビジネス上の生態系である「ビジネスエコシステム」が必要です。当社グループは、60年に及ぶ事業の実績と卓越した技術力、さらにはさまざまなパートナー企業とのネットワークを有しています。こうした独自のアセットを生かし、ビジネスエコシステムをお客さまやパートナーと共につくり上げ、社会課題の解決に取り組んでいます。

デジタルコモンズの提供者となり
誰もが幸せに暮らせる社会を目指す

そして今、当社グループがビジネスエコシステムの先に思い描くのは、「社会的価値」と「経済的価値」の創出という両輪を回すことで持続可能な社会づくりを目指す「デジタルコモンズ」の提供者になることです。デジタルコモンズは、デジタルの力によって有形・無形の資産を「見える化」「見せる化」し、新たな価値を付加・創出した資源や知識、サービス、コンテンツ、体験などを共同管理するデジタル時代の新たなコミュニティです。そこに蓄積される財を第三者とも共有し、利活用することで新たな社会的価値と経済的な価値を創出していきたいと考えています。ビジネスエコシステムは、複数の企業や団体がパートナーシップを組むことで社会課題の解決を実現するものでした。デジタルコモンズは、さらに大きく開かれた共創の場となって新たな価値創出を目指します。

社会的価値、経済的価値双方を創出し、
持続可能な社会づくりに貢献する

当社グループは、そのPurpose(企業の存在意義)を「先見性と洞察力でテクノロジーの持つ可能性を引き出し、持続可能な社会を創出します」と定めています。未来に向けた明確なビジョンを共有し、一人一人が長期的な展望と志を持ち、社会課題解決の実績・知見と、志を共にする人々とのネットワーク、長年の経験に基づくデジタル技術を組み合わせて、さらに歩み続けていきます。「デジタルコモンズ」の社会実装を推進していくことによって社会的価値、経済的価値双方を創出し、持続的な社会づくりに貢献していきます。

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