2012年4月24日〜29日、ロンドンオリンピック出場権争いの最終戦となる「インドオープン2012」がインド・ニューデリーにて開催され、日本ユニシスから男子ダブルス早川賢一・遠藤大由組、女子ダブルス高橋礼華・松友美佐紀組、男子シングルス山田和司選手、そして混合ダブルスの池田信太郎・潮田玲子組が出場しました。 ロンドンオリンピックの出場権が決まる5月3日付世界ランキングはインドオープンの成績までが反映されます。 混合ダブルスでは、世界11位で日本人トップの池田・潮田組が第7シードで登場。 ベスト8以上に入ればオリンピックの出場権が確定となる池田・潮田組は、初戦のインドペアに9本、19本で勝利します。ベスト8を賭けた2回戦の相手はインドネシアペア。ランキングは62位ですが、男子選手は他の女子選手と組んで昨年度の世界ランキング8位にいた実力者です。 第1ゲームは勝負を意識したのかリードされますが、終盤振り切って19本で先取。これで落ち着きを取り戻したのか、第2ゲームは中盤からポイントを重ね、12本に抑えてストレートで勝利。1年間にわたる長いオリンピックレースの最終戦で見事、出場権を勝ち取った二人はコート上で抱き合ってお互いの頑張りを称え合いました。 続く3回戦は韓国のLEE/HA組(8位)が相手。イケシオは序盤から快調にリードし、このペアから初めてゲームを奪取します。しかし、混合ダブルスで五輪二連覇を目指すLEEに反撃を許し、ファイナルの末敗戦となりました。それでもオリンピックへ向けた手ごたえを感じさせる戦いでした。 男子ダブルスの早川・遠藤組は日本人3番手の14位。二人が決勝進出の場合には、他の日本人ペアの成績によっては逆転するというわずかな可能性に賭けて大会に臨みます。 1回戦は中国LIU/QIU組(15位)との対戦。第1ゲームは中盤までの競り合いから抜け出し17本で奪取し、第2ゲームも中盤からリードし20−14とマッチポイントを握りますが、ここで勝ちを意識したのかポイントを奪えず、連続ポイントを許して追いつかれると長いジュースの末24−26で落としてしまいます。しかし気合を入れなおしたファイナルゲームでは落着きを取り戻してペースを掴み13本で勝利します。 |
潮田玲子
池田信太郎
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2回戦の相手はマレーシアのエースKOO/TAN組(8位)。昨年の世界選手権準優勝でメダルを狙う相手にしぶとく食い下がりますが、リードを奪うことができず、2ゲームとも18本で僅かに届かず敗戦となり、ロンドンへの切符もあと一歩届かず、オリンピックレースが終了となりました。 女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組は世界21位。日本勢3ペアが7位以内にいるためロンドン出場の可能性はありませんが、若い二人は次のオリンピックを見据えて上位進出を狙います。 1回戦のカナダペアを順当に降し、2回戦は世界14位・中国のTANG/XIA組。格上相手に第1ゲームは快調にリードし14本で先取。第2ゲームは簡単に落としますが、第3ゲームは再びペースを取り戻し14本でベスト8進出を果たします。 続くJUNG/KIM組(韓国、10位)にも第2ゲームをジュースに持ち込む粘りを見せましたが惜しくも敗戦となりました。 男子シングルスの山田選手もマレーシアのベテランHASIMと1時間を超える長い競り合いを戦う健闘でしたが、ファイナルの末1回戦で敗れています。 |
【試合結果】
男子シングルス |
山田 和司 |
ベスト32 |
男子ダブルス |
早川 賢一 遠藤 大由 |
ベスト16 |
女子ダブルス |
高橋 礼華 松友 美佐紀 |
ベスト8 |
混合ダブルス |
池田 信太郎 潮田 玲子 |
ベスト8 |
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