2012年2月28日〜3月4日まで、ドイツのミュルハイム・アン・デア・ルールで「ドイツオープン・グランプリ・ゴールド」が行われ、日本ユニシスからは池田信太郎、潮田玲子、早川賢一、遠藤大由、山田和司、高橋礼華、松友美佐紀の7名が参加しました。 男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組(世界13位)は現在国内で3番手のため、オリンピック出場にはビッグなポイントが必要となります。 まず1回戦でポーランドペアをストレートで降すと、2回戦では世界5位の中国ペアを破って勝ち上がってきたロシアペア(22位)と対戦。 序盤から何度もリードが入れ替わる激しい戦いは3ゲームとも最後までもつれる展開となりましたがファイナル19本でなんとか振り切り勝利をつかみます。 3回戦では日本人同士の対戦となる、佐藤・川前組(NTT東日本)を昨年の全日本総合に続いてストレートで破り準決勝進出を果たします。 次の試合ではオリンピックでも優勝を狙う韓国のLEE/JUNG組(2位)に力負けしましたがベスト4に入りポイントアップにつなげました。 女子ダブルスの高橋・松友組(20位)は、初戦をデンマークペアをストレートで破り、2回戦でも第4シードの松尾・内藤組(パナソニック)に14本、10本のストレートで勝利をおさめます。更に上位を目指した3回戦では韓国のJUNG/KIM組(10位)を相手に、第1ゲームを16−16から5連続ポイントで奪取し、第2ゲームでも中盤で奪われたリードを6連続ポイントで追いついてデュースに持ち込み、勝利のチャンスと思われましたが抜き去ることができずに奪われます。 これで流れが相手に傾き、ファイナルゲームは中盤からポイントが伸びずに力尽き惜しくもここで敗退となりました。 混合ダブルスの池田信太郎・潮田玲子組(10位)は現在この種目の日本人トップで、五輪に最も近いところにいます。それでも世界上位の中では厳しい戦いが続きました。 初戦は 韓国のKO/EOM組と対戦。ランキングは24位ですが男子のKOは男子複で世界4位の強敵。 第1ゲームはリズムがつかめずに落としますが、第2ゲームで立ち直り、ファイナルでも中盤の連続ポイントで逆転すると突き放して勝利。2回戦でも韓国のYOO/JANG組(25位)との対戦。こちらのYOOもKOの男子複のパートナーで強打の持ち主。 |

早川賢一

遠藤大由
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この試合は両ペア共にミスが多く流れにのれないまま進みますが、次第にYOOの力に押されてリードを奪われると終盤の追い上げも実らず先行されます。 第2ゲームもリズムがつかめず立ち上がりに連続ポイントを許すと反撃も散発的になり、最後は池田選手のサーブミスで終わりストレートの敗戦となました。 男子シングルスの山田和司選手(26位)は1回戦を難なく突破しますが、2回戦ではインドネシアのSUGIARTO(19位)に2ゲームともデュースと粘りながらも届かずストレート負けで、上位進出はなりませんでした。 |
【試合結果】
男子シングルス |
山田 和司 |
ベスト32 |
男子ダブルス |
遠藤 大由 早川 賢一 |
ベスト4 |
女子ダブルス |
高橋 礼華 松友 美佐紀 |
ベスト8 |
混合ダブルス |
池田 信太郎 潮田 玲子 |
ベスト16 |
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