2010年3月9日〜3月14日、イギリスのバーミンガム市において「全英オープン2010(スーパーシリーズ)」が開催され、日本ユニシスから廣部好輝選手、平山優選手、数野健太選手、早川賢一選手、遠藤大由選手、山田和司選手、高橋礼華選手が参加しました。 1977年に世界選手権が始まるまで、実質的に世界一を決める大会であった伝統の全英オープン。第100回の記念大会である今大会にも世界トップ選手のほとんどが参加しています。 男子シングルス予選からの出場となった山田選手は、初戦で地元イングランドのCarl BAXTER選手(世界33位)から1ゲームを先取。 第2ゲームは延長の末24-26で落としたものの、ファイナルゲームは序盤からのリードを着実にキープして勝利を挙げます。 しかしこの65分の熱戦が響いたか、続いて同日に行われた予選2回戦では、初戦を不戦勝で勝ち上がり余裕を持って臨んできたスウェーデン選手に振り切られ、残念ながら本戦出場を逃しました。 男子ダブルスでは、予選から出場の廣部・遠藤組がまずデンマークペアを圧倒。13本、10本でストレート勝ちを収めると、続く予選2回戦は中華台北ペアを相手に、ファイナルにもつれたものの破って本戦進出を決めます。 本戦1回戦ではやはり予選から勝ち上がった地元イングランドのELLIS・GEORGE組と対戦し、アウェー環境をものともせずに見事なストレート勝ち。2回戦では世界3位のインドネシアKIDO・SETIAWAN組に2ゲームとも16本で敗れましたが、価値あるベスト16入りを果たしています。 一方、本戦からの出場となった数野・早川組は、1回戦で今大会準優勝を飾ったデンマークペアと対戦。食らいついていくものの奪われたリードを縮めることができずにストレートで敗れ、初戦突破はなりませんでした。 女子シングルス予選に出場した平山選手は、ドイツオープン第3位のCHAN選手をストレートで破る幸先のよいスタート。予選2回戦ではオランダのVan CUTSEN選手と接戦を展開し、ファイナルゲームでは18-20とマッチポイントを掴まれますがそこから4ポイントを連取。鮮やかな逆転勝ちで本戦に駒を進めます。 本戦1回戦でもドイツのGRETHER選手(世界35位)を16本、13本のストレートで倒して2回戦進出。20週連続で世界1位に君臨する第1シード・WANG Yihan選手(中国)には敗れたものの、第2ゲームは中盤で同点に追いつくなど力を見せました。 女子ダブルスでは高橋選手が松友美佐紀選手(聖ウルスラ学院英智高/2010年度内定者)と組んで初の全英オープンに臨みましたが、今大会優勝のDU・YU組(中国)に敗退。それでも第2ゲームは16-19まで粘り、大舞台での貴重な経験を積んでいます。 各選手はスイスオープン2010へと転戦。2回戦に勝ち進んだ山田和司選手が、世界ランキング3位・インドネシアのTaufik HIDAYAT選手に2-0のストレートで勝利する金星を挙げています。 注目の準々決勝は、3/20(土) 3:55頃を予定(現地時間 19:55。試合の進捗状況により前後します)。 ・SWISS SUPER SERIES 2010 皆様の熱い応援をよろしくお願いいたします。 |
遠藤大由
廣部好輝
平山優
高橋礼華・松友美佐紀
山田和司
|