今年から主要トーナメントの形式が大きく変わり、これまでのグランプリトーナメントが整理され、トップレベルの12大会(オリンピック、世界選手権に次ぐレベルの12大会) が“スーパーシリーズ”という名前で統合されました。 世界ランキング上位40程度が出場対象となる出場枠は、各種目の本戦・32人/ペア、予選出場・最大32人/ペア。年間12試合を行い、最後に成績上位8人/ペアによるファイナルが予定されています。 <2007年のシリーズは、マレーシア、韓国、イングランド、スイス、シンガポール、インドネシア、中国(1)、日本、デンマーク、フランス、中国(2)、香港、ファイナル(場所未定)。> そのスーパーシリーズ第1回目となる「マレーシアスーパーシリーズ2007」が1月16日よりマレーシア・クアラルンプールにてスタートし、 日本ユニシスからは、中西洋介(男子シングルス)、坂本修一・池田信太郎(男子ダブルス)の3選手が出場しました。 16日、男子シングルス予選から出場した中西選手は、地元マレーシアの2選手を含む3試合を1日でこなす過酷なスケジュールにもかかわらず、すべて2-0のストレートで快勝し本戦へ駒を進めます。 翌17日の第1回戦は韓国のPARK Sung Hwan(20位)と対戦。第1ゲーム序盤は6-6と競り合いますが、中盤から差を広げられ14-21で落とします。第2ゲームも4−9とリードされますがここから挽回。15点で逆転すると一気に突き放し21−17とこれを取り ファイナルに持ち込みます。第3ゲームも粘りますが終盤は連続ポイントを許し10-21で敗退しベスト32で終わりました。 男子ダブルスの坂本・池田組は第1回戦、ファイナルゲームの末勝利し、日本男子チームで唯一2回戦に進出。18日の2回戦では地元マレーシアの世界ランキング7位・MOHD TAZARI /LIN組と対戦。隣の声も聞き取れないほど熱狂的なマレーシア応援団の中、僅か26分で勝利をものにしベスト8入りを果たします。 19日、準々決勝の相手は12月ドーハで開催されたアジア大会チャンピオンKOO/TAN組。昨年10月東京で開催されたヨネックスオープンジャパン2006・準決勝でファイナルの末敗れた相手です。 今度は相手の地元でリベンジを狙うべく序盤は互角の滑り出しを見せますが、中盤に9連続ポイントを許すなどして相手のペースで第1ゲームを失い、第2ゲームも競り合ったものの最後は突き放されて敗れました。 KOO/TAN組は以後も勢いに乗って今大会を制し、スーパーシリーズ最初のチャンピオンに輝きました。 坂本・池田組も敗れたもののベスト8。オリンピック出場争いを控えた年として良いスタートが切れたといえます。 次は1月23日よりソウルに舞台を移しての韓国スーパーシリーズ。 引き続き中西選手、坂本・池田組の応援をよろしくお願いします。 |
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1日3試合の過酷な予選ラウンドを勝ち進んだ中西洋介選手 |
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2回戦、世界ランキング7位・MOHD TAZARI /LIN組(マレーシア)にストレートで勝利した坂本・池田組 |
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