2006年10月10日から15日まで、東京の代々木競技場第1体育館にてヨネックスオープンジャパン2006が開催されました。日本ユニシスからはシングルスに中西、早坂選手が、ダブルスには坂本・池田、仲尾・小宮山、福井・廣部選手が出場しました。坂本・池田組がベスト4と大健闘し、男子ダブルス日本勢として16年ぶりの快挙を果たしました。
【男子シングルス】 早坂選手は本戦出場を逃しましたが、中西選手は1回戦でモンゴル選手に快勝。同日に行われた2回戦の相手はイングランドのSMITH Andrew(19位)。先日の香港オープンで敗れていますが、今回はチーム全員の声援を背に雪辱を期します。第1ゲームは先行を許しますが落ち着いて反撃。SMITH選手が中西選手のサーブレシーブの動き出しが早いと審判にクレームをつけてイエローカードを受けた後、流れが一気に中西選手に傾き21-12で第1ゲームをものにしました。第2ゲームも リードを保ち3ポイント差で終盤を迎えますが、逆転され、ファイナルも先行を許し必死の追い上げで1点差に詰め寄りますが追いつけず1-2で敗れました。
【男子ダブルス】 仲尾・小宮山組、福井・廣部組がそれぞれ世界ランク上位の選手と対戦し、1回戦で敗れました。 坂本・池田組はタイのPRAPAKAMOL Sudket/NGERNSRISUK Patapol組 と対戦。坂本・池田組は世界15位、相手は20位とほぼ同格。激しいラリーの続く接戦の末、第1ゲームを22-20で奪取。第2ゲームも互いに譲らぬまま18-18となりますが、ここで相手のサーブミスにつけ込み一気にポイントを連取して21-18で振り切りました。 2回戦の相手はアメリカのBACH Howard/MALAYTHONG Khan Bob組(世界83位)。BACH選手は昨年の世界選手権優勝ペアの一人ですが、現在の坂本・池田組が勢いで勝り、2-0快勝でベスト8進みました。 3回戦の相手、イングランドのCLARK Anthony/BLAIR ~ Robert組は、先月9月に行われた世界選手権準優勝ペア。 強豪相手に第1ゲームを先取。1-1で迎えた最終ゲーム13-13から一進一退の攻防となりましたが、攻撃的な姿勢を貫いて20-19と先にマッチポイントを握り、最後は坂本選手の強打で競り勝ちました。 準決勝はKOO Kien KeatとTAN Boon Heong組と対戦。KOO選手は今季2大会を制しています。日本人初の決勝進出となるか、日の丸の旗を手にした観客席の応援が坂本・池田組を盛り上げます。第1ゲームは、序盤リードされ、9-9と追いつきましたが13-21で落としました。 第2ゲームは積極的な動きで相手のミスを誘って21-14で奪い、第3ゲームも7-7まで互角に試合を進めましたが、緩急をつけた攻めに攻撃のリズムをつくれず、決勝進出を逃しました。
【混合ダブルス】 廣部選手が大熊倫子(ヨネックス)選手と、小宮山選手が松田友美(ヨネックス)選手と組んで出場。ともに世界ランキング保持者と対戦し、粘りを見せましたが1回戦で敗退しました。 |
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KOO Kien Keat/TAN Boon Heong組(右)との準決勝に臨む坂本/池田組 |

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